へヴィメタル名曲集:メロディックデスメタル

怒涛の怒りと炸裂するデスヴォーカル。聴く者のヴォルテージをマキシマムに挙げるブラストビート。

デスメタルは、その名の通り極悪、暴力的なビートとギターリフを特徴とする危険さ100%のメタルです。

そのですメタルに限りなく美しいギターリフを持ち込み、混沌の中に流麗な秩序と抒情を持ち込んだのがメロディックデスメタルです。

怒りや激情のさなかに突如現れる、オーセンティックなギターリフ。

リフの旋律が聴く者を酔わせ、着実に感情を下から持ち上げていくドラム、ベース。
感情を静から動へ急激に引き上げるメロディックデスメタルを聴くと、長髪なびかせ、ヘッドバンギングをしたくなります(笑)。

デスメタルの極悪さに惹かれた若き血潮は、メロディという美酒を誘引することにより、一つの確立した分野となりました。
ここでは、私が惚れた、メロディックデスメタルの創世記に輝く、美しき先駆者たちを紹介します。
今聞いても、やっぱり、いいものは良い!!!しびれます!

北欧メロディックデスメタルの先駆者・雄弁で美しきカリスマ、インフレイムス(IN FLAMES)

1990年代のヘヴィメタルムーブメントの中で、世界的な影響を与えたいくつかのバンドがあります。

インフレイムス、このバンドは、壮大な世界観と宇宙につながる鷹揚としたイメージを、聴衆にありありと描かせる美しきバンドです。

ここで紹介する楽曲、「LUNAR STRAIN」は、当時高校生だった私の世界を、無限に拡張することとなりました。
ツインリードギターが紡ぐ流麗で繊細、美しき旋律。そして透通るデスヴォイスのコラボレーション。

時を経ても変わらぬ美しさ、ここに極まれり!

メロディックデスメタルの救世主、歴史的カリスマバンド、カーカス(CARCASS)

個人的には最も影響を受けた、メロディックデスメタルの最高傑作の楽曲、
「ハートワーク」。

この楽曲を初めて聞いた高校時代、私の頭はカーカス一色になりました。
既存のデスメタルの概念を突き崩し、「メロディックデスメタル」という概念をデスメタル界、ひいては、へヴィーメタル界全体に知らしめた伝説的バンドです。

「ハートワーク(Heartwork)」のビデオクリップでは、美しいツインギターを、ロングヘアーのビルスティアー(ギター)、マイケルアモット(ギター)、そしてジェフウォーカー(ヴォーカル)のベースが、悲しくも美しく、そして暴力的に疾走する曲の展開がたまらなくかっこいいです。

ヘヴィメタル界にもカーカスをNo1バンドとするフォロワーが多数おり、解散した今でも復活を願うファンが多いバンドです。

メロディックデスメタルの聖地、イエデボリが生んだメロデスの立役者、アット・ザ・ゲイツ(AT THE GATES)

「ゴー!」の掛け声で痛烈に始まるギターリフとドラム。疾走感とアグレッションを同時に感じながらも、リフメロのかっこよさで、メロディックデスメタルの立役者、メロデスのカテゴリを強固なものとする礎となったバンドです。

後続する、インフレイムスや、ダークトランキュリティなど、「くさい」ほどにメロディを強調するメロディックデスメタルとは違い、根底はアグレッシブな疾走感にあります。
グラインドコアや、ハードコアに強い影響を受けていた初期のデスメタルバンドの中では、バイオリンとのコラボレーションを試みるなど、きわめて「メロディアス」な路線を意識していたバンドです。

「ブラインデッドバイフィアー(Blinded By Fear)」「スローターオブザソウル(Slaughter Of The Soul)」は、アットザゲイツがメロデスの代表格として、あっという間に世界中へ浸透し、アメリカへの進出をいち早く果たし、後続するメロデスバンドたちへの道筋を開拓するなど、多くの功績を残しています。

ウンチクはともかく、聴けばわかります。このギターリフ、ドラム、そして、アグレッシブなヴォーカル・・・。

やっぱりかっこいいです!

Slaughter Of The Soul
Blinded By Fear

スウェーデン発、メロデス界の真のカリスマ、アーク・エネミー(ARCH ENEMY)

カーカスの伝説的アルバム「ハートワーク」。その陰にメロディアスかつ、直感的ギターリフを併せ持つ天才ギタリスト、マイケル・アモットが深く影響を与えていることを忘れることはできない・・・。

メロディックデスメタルをいち早くヘヴィメタルのメジャーシーンに押し上げたギターサウンドを持つ、マイケル・アモットとアモットの弟、クリストファー・アモットが中心になり、立ち上げたバンドがアーク・エネミーです。

初期のアルバム「ブラックアース」では、ハードコアからの影響が強いと言われるヴォーカリスト、ヨハン・リーヴァの重厚かつ低いデスヴォイスが、アモット兄弟のテクニカルかつ暴力的なメロディに乗って強烈なパワーを放っていました。

4枚目のアルバムからは、メロディックデスメタルの中でも珍しい女性デスメタルヴォーカリスト、アンジェラ・ゴソウが参加。女性ヴォーカルらしからぬ(失礼?)パワフルかつアグレッシブさで、メロディックデスメタル界に震撼と歓喜、また反論も呼び起こすほどのムーブメントとなりました。

2曲聴けばわかります。アーク・エネミー、そのバンド力とカリスマ性、恐るべし!!

初期アークエネミーの真骨頂、ここにあり! Bury me an angel
驚異の超絶女性デスメタルヴォーカル! Nemesis

北欧メロデスとネオクラシカルの融合、チルドレン・オブ・ボドム(children of bodom)

大仰なネオクラシカルフレーズを随所にちりばめ、テクニカルな早びき、そして流麗なキーボードによる和音がかっこいいメロディックデスメタルバンドです。

キーボードプレイとクラシカルなフレーズ、オーケストラヒットによるゴージャスなサウンド。クリアーデスヴォイスに乗った美旋律とギターカッティング、ハイテンションなドラムが最高に気持ち良い!

イングヴェイマルムスティーンの流れを組む北欧の遺伝子が、デスメタル融合して誕生した、 最高にテンションが上がるバンドです。

1997年にシングルカットされた名曲「チルドレン・オブ・ボドム(バンド名と同名の曲)では、この手のメロディックデスメタルでは異例のレコードチャート10週連続1位という快挙を成し遂げ、名実ともに、北欧メロデス界にとどまらず、広く実力を浸透させていったバンドです。

イン・フレイムス、ダーク・トランキュリティなどの著名メロディックデスメタルバンドと共に来日したこともあるなど、日本での人気も非常に高いバンドです。

うん、これもやはり、めっちゃかっこいいですわ!!

わくわくするギターリフ!!children of bodom-downfall

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