ヘヴィメタルイメージ

1990年代のヘヴィメタルの魅力

1990年代、それは、ヘヴィメタルがより細分化し、より進化した時代です。

1970年代後半から1980年代にかけて、ハードロックが隆盛を誇り、その流れの中でヘヴィメタルも着実に認知されていきました。

初期メタルの代表バンドとしては、ブラックサバス、レインボー、ジューダスプリーストなど、往年の名バンド群が名を連ねています。

1980年代に入ると、ヘヴィメタルと双璧をなす、ハードロックシーンに陰りが見える中、突如、アメリカで元リークルー、ラットなどのバンド群がシーンを活性化する、というムーブメントが起きます。

この時代、スコーピオンズ、ラッシュ、ラウドネスなどのヘヴィメタルバンドが活躍をしたり、80年代後半になると、ボンジョヴィ、デフレパード、ホワイトスネイクなどのバンドが高セールスを記録するなどの動きがありました。

この1980年代後期にかけては、メタリカ、メガデス、スレイヤー、アンスラックス(スラッシュメタル四天王)が、スラッシュメタルを掲げ、そのサウンドとリズム、思想にインスパイアされたバンド群が続々と現れ、アンダーグランドシーンを活性化し、世界中にメタルキッズを排出しました。

また、一方で、純然たるヘヴィメタルを信仰するものも多く、ハロウィンが「守護神伝」で見せたサウンドが「ジャーマンメタル」として、世界中で歓迎されることともなりました。

この流れで、アクセプト、ランニングワイルドなど、今や大御所となった感のあるドイツ産のジャーマンメタルバンドが活躍、他方でドイツ産ではない、ジャーマンメタルバンドにも大きな影響を与えていきます。

1990年代に入り、スレイヤー、メガデスなどのスラッシュメタルバンドや、ハードコアパンクバンドに触発されたバンド群が「デスメタル」を標榜。より凶悪なサウンドを打ち立てていきます。むろん、80年代後半からそのムーブメントはあったものの、「デスメタル」シーンが活性化したのは90年代以降といえるでしょう。

並行して悪魔崇拝を掲げる「ブラックメタル」なるジャンルも徐々に確立していき、ヘヴィメタルシーンは多様化の方向を進んでいきます。

80年代後期からジャーマンメタル勢、スラッシュメタル勢といった、より仰々しくくさいメロディを指向する勢力と、より暴力的により早くより重く暗いメタルを好む勢力に分かれていったように思います。

個人的見解では1990年代はまさに、それらの勢力がはっきりと方向性を持って、発展していった時代と考えます。

デスメタル、ブラックメタルの隆盛、派生するゴシックメタルなどの多様化、また、国内を見るとX JAPANの成功など、メタルシーンは歴史上一番活性化していたともいえるでしょう。

正統派ヘヴィメタルの流れをくむ、ドイツ産ではないジャーマンメタルバンド、ブラジルから突如現れたアングラが記録的なセールスをたたき出すようになるなど、ジャーマンメタルシーンも活性化した時代でした。

メタル情報誌もBURRN!はもちろんいまや廃刊となってしまった炎、METAL GEARなど、メディアが今ほど発達していない当時のメタルキッズ必携の雑誌が刊行されていたなど、懐かしい時代でもあります。

その90年代メタルに焦点をあて、90年代の名曲中の名曲、まさにキラーチューンをこのサイトでは紹介していきます。

当時メタルファンだった方、現在メタルファンでメタルファン必携の90年代キラーチューンを聴きたいかた、メタルをさらっとおさえておきたい方など、メタルビギナー向けのコンテンツとなっています。

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